このガイドではWebnodeで管理されているドメインのDNSレコードの編集方法とWebnodeのネームサーバー(NS)の編集方法を説明します。設定は独自ドメイン(プロジェクトドメインは不可)で可能です。正しく稼働させる為のレコードタイプとドメインに関連する値の情報を確認する事ができます。
ポイント:ドメインの登録または移管を弊社の管理下で行う事ができます。詳しい情報に関しては自分だけのドメインを登録しようとドメインを移管するにはのページからご確認ください。
DNSレコード設定ページにアクセスする
1.プロジェクト管理ページで管理タブを開きドメイン管理を選択してください。
2.対象のドメイン名の隣にあるDNS設定ボタンをクリックしてください。
3.ここでは編集、削除、新しいレコードの追加ができます。
既にあるDNSレコードの編集
既に存在するドメインの編集をする場合、タイプの変更はできません、名前と値は編集が可能です。
注意:既存のDNSレコードの変更は現在のウェブサイトに影響を及ぼす可能性があります。間違った値を設定したい場合、ウェブサイトが稼働(表示)しなくなる事があります。このような場合、Webnode側ではウェブサイトが正しく稼働すると保障ができない為、ドメインに関しての知識がある場合にのみ変更をお薦めします。
変更の場合は、値を上書きし保存ボタンを押してください。
新しいレコードを追加する
ここでは、レコードタイプを選び、名前と値の入力をして頂く事ができます。MXレコードは優先値の設定も可能です。
・レコードタイプは、ドメインネームシステム (DNS) がドメインに関して保存する情報の種類を指定します。
・名前(『ホスト』や『ホスト名』、もしくは『ホストネーム』とも呼ばれる)はレコードがドメインのどの部分に適用されるかを指定します。
・値はDNSレコードのターゲットデータです、例えばIPアドレスやサーバー名、もしくは確認(認証)コードとなります。
レコード作成の例
1.ドメイン全体のAレコードをIPアドレス123.123.123.123に設定したい場合 ー Aタイプを選択して名前はyourdomain.com、値は123.123.123.123を入力してください。
2. targetdomain.comの wwwアドレスにCNAMEレコードを追加したい場合 ー CNAMEレコードをタイプとして選択し、名前は www.yourdomain.com、値は targetdomain.comを入力してください。
3. メールに優先値10でMXレコードを設定したい場合 ー タイプはMXレコードを選択、名前は mail.yourdomain.com、値は mail.yourdomain.com、優先値は10を入力してください。
4.メールにTXTレコードを設定したい場合 ー タイプはTXTを選択、名前は yourdomain.com、値は v=spf1 include:spf.yourdomain.com -allを入力してください。
新しいレコードはいつから反映されるか?
保存をしてから1時間以内に稼働し始めます。
レコードタイプと関連値
Aレコード
Aレコードは、ドメインをウェブサイトをホストするサーバーの特定のIPアドレスに紐づけます。閲覧者がブラウザからドメインに入り、Aレコードはどのサーバーに繋げるかを決めます。レコードタイプは確実で安全にウェブサイトを読み込むのに必要不可欠です。ホスティングプロバイダを変更する場合はAレコードの変更も通常必須となります。
値は数値のIPアドレスとなります。
CNAMEレコード
CNAMEレコードは一つのドメイン(もしくはサブドメイン)を他のドメインにリダイレクトします。例えば、サブドメイン『 www.my-domain.com 』はCNAMEを利用して『 my-project.webnode.com 』に向ける事ができます。このタイプのレコードはよくWebnodeやGoogleSitesや他のプラットフォームのような第三者サービスとドメインを接続するために使用されます。CNAMEレコードはターゲットアドレスを統一することでドメイン管理を簡単にします。
値は他のドメインです。
MXレコード
MXレコードは、ドメインで作成されたアドレスに送信されたEメールを受信するサーバーを指定します。正しいMXレコードの設定は、WebnodeやGoogleWorkspace、Microsoft365等の第三者サービスを使用してメールサービスを使用するのに必須となります。通常、各Eメールプロバイダは入力に必要な正確な値を提供します。正確なMXレコードの設定なしではメールは送信されなかったり戻ってきてしまいます。
値はメールサーバーのドメイン名です。
優先値(MXレコード)
プロバイダの中には複数MXレコードを提供するところもあります。各MXレコードは優先値と呼ばれス数値を含まれていて、これによってサーバーがメールを配信する順序が決まります。数値が小さければ優先度が高い為、優先値が高いサーバーが先に接続されるようになっています。もしサーバーが利用できない場合は、次に優先値が高いものをシステムが試すようになっています。
もし、MSレコードに優先値がない場合は値は10に設定されます。
TXTレコード
TXTレコードには、ドメインの所有権を確認したり、Eメールのセキュリティを強化したりするためによく使用されるテキスト情報が保存されます。よくある例としてはGoogleWorkspaceやMicrosoft365のようなサービスのドメイン認証に使用されます。TXTレコードはSPF、DKIMやDMARC設定のようなものにも使用され、迷惑メール等から守る役割を持っています。これらのレコードの値は通常使用しているサービスから取得ができます。
値はテキスト文字列です。
その他のレコードとサブドメイン
もし管理画面に載っていないレコードタイプの編集・設定が必要な場合や独自ドメインの新しいサブドメイン(例: shop.yourdomain.com)を作成したい場合はカスタマーサポートまでご連絡ください。